内容説明
本書は強制収容という不正義に対し大統領、陸軍省、司法省をはじめとする各省が、どのような行動を取ったか、強制収容所の生活はどのようなものであったか、また戦後展開された強制収容に対する補償運動の展開などについて論述する。今から55年前アメリカにおいて約12万人の日系アメリカ人にふりかかった強制収容という悲劇の経緯をアメリカ人自身が振り返る。
目次
第1章 強制収容前夜―1850年―1941年
第2章 強制収容論議―1941年―1942年
第3章 有刺鉄線に囲まれて―1942年―1946年
第4章 自由の身へ―1942年―1946年
第5章 復権と補償―1943年―1990年
第6章 再発動の可能性