怖くて不思議なスピリチュアル怪談

福井香代子

永岡書店（2013/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 191p／高さ 19cm
• 商品コード 9784522432013
• NDC分類 147
• Cコード C0076

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かおりんご]

ホラー。表紙から、勝手に児童書かとおもって読んだら、違いました、、、怪談社の「かよこ」といえば、曰く付きの日本人形しか知らなかったのですが、スタッフさんの一人なのですね。怪談社の本を読みなれている身としては、今ひとつ。スピリチュアル要素が高め。

2023/03/22

[chatnoir]

怖い系の話であれば飛びつく私。スピリチュアルも嫌いではないけど、このタイトルの所為で損をしたかも知れない。何か新しい切り口があるのかと思っってしまった。ちょっとした対処法が少し載っているだけかも。お話自体は顛末のある昭和な感じの怪談で、面白かったし怖かった。私は煩いのが嫌いなので、夜中ピンポンは凄く嫌だし怖かった．．．幽霊じゃなくて、ストーカーの話っぽいけど（笑）

2019/11/06

[Spok]

確かに不思議な話。優しい話も多かった。 お稲荷さん、アフリカへ、聖は好きな話。人形系は怖かった。彼岸花もいい感じに嫌な話だった。

2018/08/22

[sonettch]

私は「スピリチュアル」というカタカナが苦手だが、そんな方々にも安心してオススメできる怪談集。「スピリチュアル」という言葉から感じる胡散臭さはないので、タイトルで敬遠しないで。とても読みやすくムダの無い文章はまるで「心地よい風」のようです。「森林浴」や「絶景」のような据わりの悪い話は特に印象に残る。もしも事前に「虫の知らせ」を受け取ったとしても、それを読み解き対処することができなければ、危機を回避することはできない。「聖」という話では、五十嵐大介『魔女Ⅰ』の「KUARUPU」を思い出した。

2013/08/12

[澤水月]

怪談社さんは層が厚いなぁ。文章の運びがいいし、怖いやつはとことん怖い。「森林浴」「留守番電話」は心底ぞっとした…関西の方で実際に起きた大事件絡みなんだろうなという怪談もあり、東日本大震災絡みの話もあり。スピリチュアル豆知識があちこちに入っているが、歴史を踏まえられてるので胡散臭くなく読めた。

2013/06/19