出版社内容情報
わが国の中途失明原因の1位となっている緑内障.眼科医に求められる知識とテクニックは実に幅広い。病初期の診断と治療介入の判断,進行度合いの評価,点眼治療薬の変更・追加,患者さんの視覚の質の保持とアドヒアランスの向上,点眼薬の副作用対応などがある.本巻では,2018年1月に公表された『緑内障診療ガイドライン(第4版)』の内容を反映し,緑内障診療にかかわる情報を,症例写真を中心にまとめた.診療モデルでは,眼底所見と視野所見が不一致な症例や眼圧が正常でも視野障害が進行する症例など,診療家の悩みどころをとらえて,緑内障専門医がどう切り抜けるかを如実に紹介.
相原 一[アイハラ マコト]
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目次
1 基礎編(網膜視神経の構造と機能;緑内障性視神経症;眼圧にかかわる解剖と生理・機能 ほか)
2 診断編(発症の危険因子と初期診断;検査とその所見;病型の診断 ほか)
3 診療編(所見、症状/狭隅角;所見、症状/急性原発閉塞隅角症;所見、症状/乳頭陥凹拡大 ほか)