内容説明
画像所見に異常がないにも関わらず腹痛や下痢などの臨床症状がある“機能性疾患”は臨床家泣かせの疾患である。これまでその実態がつかみにくかった機能性疾患も、近年研究が進み、その病態が明らかになりつつある。本書では、機能性疾患のなかでも過敏性腸症候群(IBS)に焦点をあて、2006年に発表された新診断基準Rome3をもとに、その病態生理から治療法までを解説する。プライマリケア医から専門医まで、これからの臨床家に必須の知識を網羅。
目次
1章 どういう疾患か(疫学;成因・病態生理)
2章 どう診断するか(診断ガイドライン;共存病態(comorbidity) ほか)
3章 どう治療するか(治療ガイドライン;生活指導と食事指導 ほか)
4章 特殊なケースとその対応(診断困難例;重症例への対応 ほか)
5章 新診断基準Rome 3(Rome 2からRome 3へ)
著者等紹介
佐々木大輔[ササキダイスケ]
弘前大学保健管理センター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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