出版社内容情報
《内容》 外来患者の「致命的な胸痛」を見逃さないための診療のポイントを,循環器科・呼吸器科・整形外科・消化器科・心療内科のエキスパート114名が詳細に解説.
目次
原因・症状・病態(胸痛とは―痛みの放散から病変を推定;胸痛の原因をどうやって見分けるか?;循環器疾患による胸痛の診断ポイント―病歴および理学的所見から ほか)
問診・検査・診断(胸痛患者の診断的アプローチ―特に問診のとり方;胸痛診療は問診から―詳細な問診はあらゆる検査に勝る;胸痛患者への問診で第1に注意していること ほか)
治療・処置(外来狭心症患者に対する薬物治療のポイント;胸痛を訴える患者の冠動脈造影が正常時の対応;身体所見のない胸痛への対処―共感的態度と“間”の重要性 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くるみ
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胸痛で悩んでいる人がいるので読了。読者対象が医者なのかな?と思われる難しい部分もあったが、胸痛の原因はこれを調べればどれかに当てはまるんじゃないかなぁという感じでさまざまな症状が載っていた。とりあえず、24時間以内に心肺停止の危険がある重篤症状じゃなさそうなところは安心した。その中でも非ST上昇型急性冠症候群の鑑別が難しいと感じた。トロポニンTやCK-MBはよく出てきた鑑別法で重要性を感じた。そして、結果、私が、悩んでいる人に思うことは、骨もしくは骨以外の接合部の炎症ではないかと思った。2019/04/08