出版社内容情報
《内容》 50年余にわたり,精神分析の思想を基本におきながら,医療スタッフとの連携や薬物療法にも意欲を示し,常に「患者さんに最も必要と思われる臨床」に徹する姿勢を貫いてきた著者の「精神医学」に対する哲学があますところなく語られた1冊.
《目次》
目次
■序章 精神医学とはどんな学問か
社会は精神医学/精神医療をどうみているか
精神医学の歴史
精神医学の性格
今日の生物-心理-社会的統合モデル
■精神疾患/精神障害の理解と診断アセスメント
概念と疫学
診断アセスメント
成因
■精神疾患/精神障害の治療
治療総論
治療プランニング
治療における説明と同意と倫理
向精神薬療法
精神療法
社会的治療
■おもな精神疾患/精神障害
思春期~青年期の障害
プリミティブな人格障害
神経症圏内の障害
気分障害圏内の障害
統合失調症圏内の障害
高齢者の精神障害
精神作用物質による精神障害
■精神疾患/精神障害の正しい理解と今後の精神医学のありかた
精神疾患/精神障害はどれぐらい治るか
多文化間精神医学的問題
コンサルテーションリエゾン精神医学
予防精神医学―再発の予防から発病の予防へ
精神医学の応用
精神科医の卒後教育
■終章 二一世紀の精神医学
人類の生存ならびに発達に必要な精神医学・精神保健
■巻末資料
参考図書ならびに文献
事項索引・人名索引
内容説明
病める人の「脳」と「こころ」と「生活」の統合を目指す著者が、「患者に最も必要な精神科医療」とは何かを問う。
目次
序章 精神医学とはどんな学問か
精神疾患/精神障害の理解と診断アセスメント
精神疾患/精神障害の治療
おもな精神疾患/精神障害
精神疾患/精神障害の正しい理解と今後の精神医学のありかた
終章 二一世紀の精神医学
著者等紹介
西園昌久[ニシゾノマサヒサ]
1928年福岡県生まれ。1953年九州大学医学部卒業。1971年九州大学医学部助教授(精神医学)。1973年福岡大学医学部教授(1999年まで)その間、医学部長5期10年。1993年WHO協力センター(福岡大学)所長(2001年まで)。1999年福岡大学名誉教授/心理社会的精神医学研究所開設。この間、日本精神神経学会、日本精神分析学会、西太平洋地域医学教育連合、環太平洋精神科医会議、アジア児童思春期精神医学会、多文化間精神医学会の会長歴任。現在、日本精神分析協会、SST普及協会、福岡県・市精神保健福祉協会会長。1990年10月20日日本精神分析学会賞(古沢賞)。1996年10月3日1996Alexander Gralnick Award for Excellence for Promoting Psychosocial Rehabilitation(アメリカ心理社会的リハビリテーション学会)。1999年7月29日日本医学教育学会医学教育賞(牛場賞)。2001年2月17日多文化間精神医学会賞。2003年5月アメリカ精神医学会Kun‐po Soo Award受賞
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