ブレインアタック - 超急性期の脳卒中診療

ブレインアタック - 超急性期の脳卒中診療

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  • サイズ B5判/ページ数 400p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784521013213
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 脳卒中は,わが国で死因の高位を占め続けているにもかかわらず,「治らないから寝かしておけ」という風潮がつい最近までありました.しかし近年の画像診断技術や脳血管治療の著しい進歩,またevidenceに基づく臨床研究により,脳卒中は緊急疾患であり,超急性期での適切な治療により患者の予後を大幅に改善することがわかってきました.そこで,アメリカでは心筋虚血「ハートアタック」にならって「ブレインアタック」と呼び,大キャンペーンが始まっています.本書は,この超急性期の脳卒中の診断から治療,クリティカルパスまで,最新の知見を基に解説した臨床医師必読の書です    《目次》 変貌する脳卒中への古くて新しい対応―完治する脳卒中を目指して「痛みのないの脳卒中」もブレインアタックとして ■急性期脳卒中患者の診察時のポイント 1.脳卒中の分類と頻度 2.急性期の問診,診察,一般検査の流れ 3.病歴,問診から危険な前駆症状を知る一過性脳虚血発作と脳梗塞―問診でわかること くも膜下出血の警告症状と軽症発作 ■見落とせない急性期の画像所見は何か 1.CT 2.ヘリカルCTを用いた3D-CTA 3.diffusion MRI,perfusion MRI 4.SPECT 5.頸部血管超音波検査 6.経頭蓋超音波検査 7.脳血管撮影,DSA,MRA 8.心エコーと心電図 ■超急性期の臨床診断 1.脳梗塞  臨床病型の鑑別法  責任病巣の推定法 2.脳出血―重症例のサインと病巣診断 3.くも膜下出血―再破裂を防ぐための初期診療のポイント 4.その他の脳血管障害の急性期のポイント 5.脳卒中の早期重症度診断―各種脳卒中スケールと予後判定 ■超急性期の治療―まずすべきこと,やってはいけないこと 1.脳梗塞  全般的管理  血栓溶解療法の現状と今後  脳血栓症に対する抗血栓療法  血管内手術  脳梗塞急性期の外科的管理  心原性脳塞栓症に対する早期再発予防 2.脳出血  超急性期管理  超急性期血腫除去 3.くも膜下出血  術前管理と治療方針  脳動脈瘤超急性期根治術と術後管理  解離性脳動脈瘤  血管内外科治療 4.急性期のリハビリテーション ■急性期の病態―臨床における早期治療の根拠を知る 1.超急性期脳虚血の脳循環代謝―PETからベッドサイドにフィードバックできること 2.超急性期脳虚血の脳循環代謝―実験的脳虚血からベッドサイドにフィードバックできること 3.脳梗塞急性期の凝血学的変動―血栓準備状態と抗血栓薬療法 4.急性期脳虚血時の血小板動態と循環障害―治療の根拠 5.くも膜下出血後の脳血管攣縮のメカニズム ■脳卒中急性期治療の近未来 1.脳保護薬 2.低体温療法 ■現状における脳卒中の超救急診療の問題点 1.医学教育と脳卒中診療医 2.脳卒中救急医療システムとstroke care unitのあり方  これからの急性期脳卒中センター  世界からみた日本の脳卒中急性期治療 3.急性期脳卒中の疫学:脳卒中発症の将来予測―統計からみた臨床診断の不確実性 4.脳卒中急性期診療の医療経済 ■付録 付1.脳梗塞急性期の治療試案 付2.くも膜下出血急性期の治療試案 付3.脳出血急性期の治療試案 付4.脳卒中の外科的処置一覧

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