内容説明
M&Aが経営戦略の実現の手段として定着した今、統合効果をいかに効率的に生み出すことができるか、という点が課題となっている。案件を成功に導くためには、案件検討からM&A実行後の両段階における事前プランニングにおいて、どこまでリスクを予測し、回避するための方策を準備できるかにかかっている。本書は、実際に統合作業の現場に従事するプロフェッショナルファームの担当者が、多角的な視点からM&A成功の鍵を分析し、論点を抉り出し、その解決法まで提示する。なお、クロスボーダーM&A案件にも対応している。
目次
第1部 M&Aマネジメント(M&Aの現状;M&Aのプロセス ほか)
第2部 プレディールの実務(M&Aターゲット企業の選定;M&Aの各手法とその選択―法的見地から ほか)
第3部 ポストディールの実務(PMIにおける問題点とPMIのプロセス;統合プラン ほか)
第4部 ポストディール:領域別の統合実務(事業/オペレーションの統合;ポストディールにおけるガバナンス ほか)
第5部 クロスボーダーM&Aにおける統合実務(クロスボーダーM&Aの総論;クロスボーダーM&Aの組織・人事 ほか)