内容説明
わが国では、現行法上、SPVとしてさまざまなビークルが利用されています。しかし、ビークルのそれぞれに、どのような論点があるのか、適切なビークルを選択するための留意点は何か、SPVに関する情報・知識は、未だ体系だったものとは言い難いのが現状ではないだろうか。本書は、そうした諸論点を網羅的、効率的、効果的に理解するためのツールとなることを企図して執筆された。
目次
第1章 SPVの意義・メリット等(SPVの意義;SPVに関する法改正の経緯 ほか)
第2章 スキームの形態ごとの特徴(任意組合(NK)
匿名組合(TK) ほか)
第3章 会計上の取扱いと論点(不動産型SPVの会計処理;債権型SPVの会計処理 ほか)
第4章 税務上の取扱いと論点(任意組合等;匿名組合 ほか)
第5章 監査上の取扱いと論点(SPV監査の流れ;具体的な監査手続の説明 ほか)
著者等紹介
大矢昇太[オオヤショウタ]
公認会計士・税理士。1973年12月25日生まれ。1996年に公認会計士第2次試験合格後、太田昭和監査法人(現:新日本有限責任監査法人)入所。慶応義塾大学法学部卒業後、公認会計士登録。2002年太陽監査法人(現:太陽ASG有限責任監査法人)入所、2007年同監査法人社員就任(現任)。2008年青山学院大学会計専門職大学院客員教授就任(現任)。セミナー等多数
福田充宏[フクダアツヒロ]
公認会計士。1967年11月27日生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。1997年中央監査法人に入所。2001年公認会計士登録。中央監査法人ほか大手監査法人において、証券会社、ベンチャーキャピタル及び投資信託等、主に金融機関の監査に従事。2009年太陽ASG有限責任監査法人入所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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