内容説明
健全な中小企業組合活動を行うためには経理システムの整備が不可欠であるが、その経理実務にあたっては複雑な組合会計固有の処理などが担当者を悩ませるところである。本書は300を超える中小企業組合の診断経験を持つ著者が実務上直面した問題を整理し、「中小企業協同組合会計基準」の考え方を基礎として会計処理と税務の取扱いを詳述。第2章では「購買事業」「受注事業」「商店街事業」「団地建設事業」など各種事業毎に会計実務のポイントを指摘。また、組合固有の消費税の経理については特に一章を設け「税込経理方式」「税抜経理方式」による経理処理に言及するなど、実務の急所を完全解説。
目次
第1章 事業協同組合等会計の特色
第2章 事業別の会計
第3章 決算関係書類
第4章 持分会計
第5章 予算関係書類
第6章 消費税等の経理
第7章 事業協同組合等の税務
資料
著者等紹介
坂本一公[サカモトカズヒロ]
昭和5年東京都生まれ。昭和30年税理士試験合格。昭和31年税理士登録、坂本税務会計事務所開設。中小企業等協同組合経理基準作成委員、中小企業組合検定試験問題作成委員、中小企業大学校団体職員研修講座講師、全国中小企業団体中央会及び各県中小企業団体中央会主催講習会講師を務める。昭和35年以降、東京都委嘱中小企業等協同組合診断を300組合以上行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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