出版社内容情報
製造業派遣の契約期間満了に伴う「2009年問題」への解説を追加して改訂を行う。
内容説明
製造業派遣機関終了の2009年問題から非正規社員の契約打切り・雇止めにも言及。適正な業務委託こそが製造業の技術を伝承し、日本の礎となる。
目次
第1章 偽装請負が社会に提起した問題
第2章 労働法・判例法理に関する基礎知識
第3章 雇用社会の変遷と人材利用の変化
第4章 派遣・業務委託の区分
第5章 偽装請負の適正化策―適正業務委託以外の対応策検討
第6章 適正業務委託の実現とその将来性―日本に物づくりを残すために
第7章 2009年問題への対応
著者等紹介
石嵜信憲[イシザキノブノリ]
明治大学法学部卒業。1975年司法試験合格、1978年弁護士登録。以後、労働事件を経営者側代理人として手がける。2002~04年司法制度改革推進本部労働検討会委員。現在、経営法曹会議常任幹事、日弁連労働法制委員会副委員長
宮本美恵子[ミヤモトミエコ]
2001年青山学院大学大学院法学研究科博士前期課程修了、石嵜信憲法律事務所入所。04年社会保険労務士試験合格。05年社会保険労務士登録(東京都社会保険労務士会所属)
田中朋斉[タナカトモナリ]
1998年早稲田大学法学部卒業。2004年石嵜信憲法律事務所入所。07年社会保険労務士試験合格。08年社会保険労務士登録(東京都社会保険労務士会所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みちしるべ
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図書館で借りてきた。2009年第2版。 当時は、偽装請負が問題になり、直接雇用への揺れ戻しが起こっていたらしい。知らんかった。 【以下学んだこと】 憲法25条第1項(生存権)→27条第2項に基づき、労基法(最低の労働条件) 労基28条、42条→最賃法、労安衛法(最低の賃金、安全・衛生基準) 労基6条(中間搾取・ピンハネ禁止) 職安法44条(労働者供給事業の全面的禁止 ※派遣法で一部解禁) 労基第8章(災害補償規定、使用者の無過失責任 ※使用者に強制的加入を義務付ける責任保険(労災保険)制度)2021/04/17