内容説明
新株発行と自己株式処分とを一元化した形で規律が整備・統合された募集株式の発行について、また発行可能株式総数の変更、株式の消去、併合、分割や、株主名簿管理人、株式の譲渡制限、株式譲渡に係る内容まで、株式会社における株式実務全体を登記手続の面から詳解。株券廃止会社における株式譲渡の実務についても詳しく触れています。種類株式については手続上の諸問題において実務家を悩ませているところですが、法律専門家によるコンサルティングの腕の見せ所とも言えます。本書では各種類株式の概要、定款規定事項、登記手続について丁寧に解説しています。21年4月より施行された改正法務省令による、種類株式の内容として定款で定めるべき事項に関する改正、単元株式の数に関する改正、また21年1月より始まった株券電子化後の株式実務など、最新の法令、実務に対応した内容です。
目次
第1編 株式(募集株式の発行等;株券の発行・不発行;発行可能株式総数の変更;単元株式; ほか)
第2編 種類株式等(種類株式の概要;剰余金配当;残余財産分配;議決権制限株式 ほか)
著者等紹介
神崎満治郎[コウザキミツジロウ]
福岡県で出生。1963年、国家公務員上級職試験甲種法律職合格、法務省入省。以後、民事局第四課(現商事課)、第一課(現総務課)、東京法務局等勤務を経て、宇都宮地方法務局長、浦和地方法務局長、横浜地方法務局長、札幌法務局長を歴任。1993年、公証人(横浜地方法務局所属)となり、2003年12月任期満了により公証人退任。公証人在任中、約5000社の定款を認証。現在、桐蔭横浜大学法学部客員教授(会社法担当)、有限責任中間法人商業登記倶楽部代表理事・主宰者、社団法人成年後見センター・リーガルサポート理事、日本公証人連合会会友
内藤卓[ナイトウタカシ]
1963年生。京都大学法学部卒業、1999年5月司法書士登録。現在、京都司法書士会常務理事(広報担当)、日本司法書士会連合会企業法務推進対策部商事法務WT座長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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