内容説明
新しい会社法では、これからの時代にあわせ、原則規制から原則自由の原理に転換が図られるとともに、「定款自治」の拡大、「機関設計」や「株式種類」の多様化など、会社法制上での選択肢が広範に与えられることになりました。とりわけ、「定款自治」の拡大により、定款が横並びである時代が終わり、各企業の経営スタイルにあわせた「戦略的な定款作成」の時代が到来したともいえます。本書は、こうした新会社法制の流れをふまえ、従来より定款作成実務の拠り所とされてきた「全株懇モデル」をベースに宝印刷モデルほか様々な選択肢を提案するとともに、定款作成の実務をサポートする会社法の基礎知識を提供するものです。
目次
第1部 基礎知識編(会社法における定款自治の拡大;株式会社の定款;既存の株式会社(旧株式会社)の定款の会社法施行後の取扱いと定時株主総会に向けての対応
公開・大会社(取締役会・監査役会・会計監査人設置会社)の定款記載例等とその概説)
第2部 定款モデル編(基本定款モデル;委員会設置会社定款モデル)
著者等紹介
中村信男[ナカムラノブオ]
1963年大阪生まれ。1986年3月早稲田大学法学部卒業。1991年3月早稲田大学大学院法学研究科博士課程満期退学。その後、愛知学院大学専任講師、早稲田大学商学部専任講師、助教授を経て2001年4月より早稲田大学商学部教授。2004年3月から2005年3月までロンドン大学高等法律研究所訪問研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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