内容説明
脱税はもちろん違法な行為であるが節税は合法である。そしてその中間には「租税回避」という概念がある。これがいわゆる「グレーゾーン」である。グレーゾーンは、限りなくシロに近いものもあればその逆に限りなくクロに近いものもある。税務調査の対象は大半がこのグレーゾーンに集中する。調査官はグレーをクロと見がちであり、企業担当者はシロと見ようとする。ここに調査現場での虚々実々の駆け引きが生ずる。本書は、調査官の巧みな質問に担当者がどう対応したか、調査官を納得させるにはどんな方法があるか、調査官との対話を掲げながら様々なケースについて具体的に解説した。
目次
第1章 調査の種類と手法
第2章 売上・雑収入
第3章 諸経費
第4章 資産
第5章 売却損
著者等紹介
薄井逸走[ウスイイッソウ]
昭和22年生まれ。関東信越国税局、東京国税局などに国税調査官として勤務。現在、フリーの税金ジャーナリスト。テレビやラジオで脱税を厳しく批判し、節税をやさしく解説している
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