内容説明
法人の資産運用は、金利の自由化、規制緩和の進展とともにここ数年ますます多様化し、各種スプレッドに着目して開発される新商品や海外商品の導入と連動して、一層、高度化・国際化の様相を呈してきています。これらの運用に伴う経理処理や税務の取扱いは、法制面の整備が実務を後追いするという現象も加わるため、複雑・難解な部分が多く見られるところですが、正確な知識なくしては、せっかくの資産運用の効率も正しく測定することさえできません。本書は、このような状況のもとで重要さを増すばかりの、証券投資に関する経理・税務の正しい知識を、見やすさ、分かりやすさを主眼にしてコンパクトにまとめたものです。
目次
1 総合編
2 債券
3 株式
4 投資信託
5 外国証券
6 金融商品
7 金融派生商品(デリバティブ)
8 有価証券取引税
9 証券投資と消費税