内容説明
本書は、単に現行法の制度的な解説にとどまらず、立法の背景やどういう考え方からそのような所得計算規定が設けられているか、などの点に重点が置かれ執筆されている。とくに、法人税法が企業会計より算出される「純利益」と「課税所得」と異なる処理をさせる理由及び処理方式に焦点をあて、考え方の変還や外国税制との比較、商法や企業会計との相異等もできるだけその根本の理由に触れて解説。
目次
1 法人税の地位とその仕組みの概要
2 法人の種類と法人税の納税義務の範囲等
3 企業の利益と課税所得との関係
4 法人税の課税標準―各事業年度の所得金額の計算の原則
5 益金の額の計算
6 損金の額の計算
7 国際課税
8 清算所得の課税等―合併、解散の法人税
9 法人税額の計算
10 税額控除および特別税額控除