内容説明
本書は、投資家と商品開発を進めている金融機関を対象に、現行制度の枠組みの中での解説、現行制度で明確にされていないものについては、その合理的な取扱い、税負担が軽減されているものについてはその内容、を体系的に明らかにすることを目的としている。
目次
国際分散投資における税務戦略
第1編 投資形態別の個人所得課税(預金商品課税;債券商品課税;投資信託商品課税;不動産関連商品課税)
第2編 分散投資において考慮すべきその他の税務問題(国際分散投資と為替差損益金課税;新金融商品と相続税評価の問題;複合金融商品を取扱う金融機関の会計・税務上の取扱い;新金融・証券税制の展望)
著者等紹介
西村善朗[ニシムラヨシアキ]
1990年慶応義塾大学商学部卒業、その後、国内系会計事務所勤務を経て、1994年太田昭和アーンスト&ヤング(株)にて、国際税務業務に従事。1998年には、富士銀行に出向し、プライベートバンキング業務の立上げに参画。デリバティブ内在預金、外国籍投資信託、オペレーティングリース等の新金融投資商品の開発に従事。1999年4月より、KPMGピートマーウィック株式会社金融部門担当のマネージャーとして、プライベートバンキング関連業務、不良債権及び不動産流動化業務、事業再編成関連業務等に従事。特に、複合金融商品の税務、信託の税務を専門とする。論文「不良債権処理の課題と展望―バルクセールスと不良債権税制」が第21回日税研究賞受賞(1998年)。著書に「不良債権流動化の仕組みと税務(1999.3)」中央経済社(共著)の他、論文多数執筆。税理士
川村芳則[カワムラヨシノリ]
1974年中央大学商学部卒業、昭和監査法人(現太田昭和監査法人)に勤務し会計監査に従事。その間、ピートマーウィックのアムステルダム事務所にてマネージャーとして欧州日系企業を担当。その後ニューヨーク事務所にて国際税務業務に従事。計4年半の海外勤務。その後1986年にCitibank東京支店に入行、為替資金部にて金融商品開発及びエマージングマーケットのコーポレートファイナンスを担当。1991年7月KPMGピートマーウィック(株)に入社、同年10月金融機関担当のパートナーに昇格。現在日本における金融税務部門を統括。KPMG全体のBank Tax Staring Committeeの日本代表メンバー。邦銀並びに有力外銀に対して数多くの会計・税務コンサルティングに従事。特にデリバティブ、グローバル・トレーディング、証券化等のストラクチャードファイナンスを専門とする。1997年度ユーロマネー誌(International Tax Review)で日本のTop Tax Advisorの1人に選ばれる。公認会計士、税理士
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