内容説明
証券化に関する税務は、法律、会計とともに、証券化を行う際に慎重に検討を要する事項であり、特にクロスボーダーの証券化に係る税務はその中でも専門的な知識を必要とする分野です。本書は、そのような証券化の税務について、私どもが日々実務の中で行ってきたコンサルティングの経験をもとになるべくわかりやすく、網羅的に説明させていただくことを目的として書かれたものです。
目次
第1章 基本的な論点の解説(譲渡取引の取扱い;譲渡価額の妥当性;パーチェサーの課税関係;投資家の課税関係;タックス・ヘイブン税制;過少資本税制;消費税の取扱い;その他のスキーム)
第2章 具体的な方法に関する解説(匿名組合方式;民間国外債を利用する証券化;資産流動化法を利用する証券化;信託方式)
資料:関係条文
著者等紹介
藤本幸彦[フジモトサチヒコ]
昭和52年京都大学法学部卒業。現在、プライスウォーターハウスクーパース税務事務所金融サービス部、パートナー。公認会計士、税理士
鬼頭朱美[キトウアケミ]
昭和60年京都大学法学部卒業。現在、プライスウォーターハウスクーパース税務事務所金融サービス部、マネージャー。公認会計士、税理士
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