内容説明
本書は、初学者にも理解できるよう、社会的関心が高まっている事件や現象あるいは小説を題材にして、商法、手形小切手法、独占禁止法、証券取引法、知的財産権法等のなかで特に現代の企業活動に深く関わる21の法律問題を取り上げ、その法的背景を探るという手法を用い、さらに、取引に関する場合には読者自らが当事者になって実際にその取引を行う、という設定で具体的に解説した。
目次
会社の意義―株式会社はどんな会社だろう?
株主総会―最高意思決定機関というけれど
取締役―取締役受難の時代がやってきた?
資金調達―エクイティ・ファイナンスってなに?
会社の計算―会社の帳簿をごまかすヤツがいる
企業の結合―会社の結婚と姻戚(KEIRETSU)関係
営業の譲渡―「営業」とはどういう意味だろう
商取引と代理制度―商売は一人ではできない
手形の仕組み―約束手形とはどういうものだろう?
手形行為―手形署名を軸として手形法の基本問題を眺めてみよう〔ほか〕