内容説明
本書は、他に例をみない大胆な試みによる、きわめてユニークな入門書である。初学者にも理解できるよう、社会的関心が高まっている事件や現象あるいは小説を題材にして、商法、手形小切手法、独占禁止法、証券取引法、知的財産権法等のなかで特に現代の、企業活動に深く関わる20の法律問題を取り上げ、その法的背景を探るという手法を用い、さらに、取引に関する場合には読者自らが当事者になって実際にその取引を行う、という設定で具体的に解説した。現代企業を取り巻くさまざまな法律問題の概要を知るための格好の書。
目次
第1講 会社の意義
第2講 株主総会
第3講 取締役
第4講 資金調達
第5講 会社の計算
第6講 企業の結合
第7講 商取引と代理制度
第8章 手形の仕組み
第9講 手形行為
第10講 手形法の諸問題
第11講 小切手
第12講 普通取引約款
第13講 運送取引
第14講 消費者信用販売
第15講 保険の仕組み
第16講 自動車保険
第17講 荷為替信用状
第18講 カルテル
第19講 再販売価格維持制度
第20講 知的財産権