内容説明
一応、市場統合がなされたとはいえ、改革の渦中にあるECにおいて、加盟国間の社会法・企業法の調整が進められている。EC委員会は超国家的企業形態としてのヨーロッパ経済利益団体の創設およびヨーロッパ株式会社法の制定も提案している。他方、労働者の権利保護のための諸措置も一部は実施の段階に入りつつある。この看過できないEC株式会社等の規制の動向を、歴史的な背景を踏まえ検証する著者渾身の研究。
目次
第1章 ヨーロッパ経済利益団体
第2章 ヨーロッパ株式会社
第3章 ヨーロッパ株式会社における労働者参加制度
第4章 指令案における労働者参加に関する規制
第5章 ヨーッパ非営利団体・ヨーロッパ協同組合・ヨーロッパ共済組合
第6章 ヨーロッパ事業所委員会