内容説明
プロジェクトの始動からクロージングまでを厳密に再現。実務の要点と全体像がたちどころにイメージできるリアリズムを追究した、本格“企業買収小説”。
著者等紹介
木俣貴光[キマタタカミツ]
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社チーフコンサルタント。早稲田大学政治経済学部卒業後、出光興産に入社。販売店の経営指導や本社経理部にて管理会計などを担当。その後、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタントにて大手企業のグループ組織再編や経営統合に関するコンサルティングに従事。2003年7月より現職。専門は、M&A、グループ組織再編、経営戦略、コーポレートファイナンス。中小企業診断士。米国公認会計士試験合格。名古屋市立大学大学院経済学研究科修了(経済学修士)。2012年度名古屋市立大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
51
面白かった。大手食品企業による中堅企業買収の舞台裏を描いた実務小説。小説とは言え、実際に起こった出来事を再現していて「ノンフィクションを組み合わせたフィクション」とのこと。著者は、数々のM&A案件を手掛けてきた三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社チーフコンサルタントの木俣貴光氏。途中「勘所」として注釈が記載されていて、M&A案件でのポイントや注意点を解説しており、エンターテイメント本というより実務書に近い感覚でした。わたしは経理職能に身を置いているので、企業の価値判定の所は勉強になりました。2025/08/30
ポコロコ
12
あまり読まない系統だったけど恋愛沙汰とか無しに仕事の話のみなのが良かった。財務会計系、買収監査系の用語に無知すぎでしたが面白かったです。実際に実務で携わっている人からも臨場感があると好評みたい。結構高価で中古でも2000円近くかかってしまったが最近「2、3000円って別に高くないな」って感覚が麻痺している2020/02/11
ガンジス川沐浴子
2
大手食品メーカーが中堅水産物商社を買収するまで、一連の流れを具体的に描いた小説風の教材のような本。ストーリーのところどころに勘所(=着眼点)でわかりやすく解説されている。私は専門家ではないのでわからないカタカナを調べながら追うのがやっとでした。趣味で読むには専門的で難しいと思う。教材。2021/03/28
グッドバイ
2
架空の企業が買収を行うという設定の下、物語の進展に応じてM&A実務におけるポイントや論点が解説されているため、小説でありながらM&A実務の学べる。筆者が実際に色んなディールで体験した出来事を散りばめているため、物語も明快かつ面白く引き込まれます。M&Aの基礎知識は一通り学んだレベルの方が読むと実務を具体的にイメージしやすいかと思います。2020/01/08
Akira Kasuga
1
ストーリー良い、わかりやすい!2025/08/18




