株式市場の流動性と投資家行動―マーケット・マイクロストラクチャー理論と実証

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784502684302
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C3034

内容説明

注目を浴びるマーケット・マイクロストラクチャー理論に焦点をあて、用語や取引ルールなどの基本知識とともに、投資家行動や価格形成等の分析方法が理解できる専門テキスト。

目次

第1章 流動性
第2章 取引動機
第3章 取引所
第4章 情報の非対称性下の価格形成
第5章 ディーラー市場
第6章 指値注文市場
第7章 ティックデータによる流動性指標の計測
第8章 流動性と株式リターン
第9章 日本株レンディング市場の実証分析―株券貸借モデルによる空売り規制効果の測定

著者等紹介

太田亘[オオタワタル]
大阪大学大学院経済学研究科准教授、日本ファイナンス学会監事。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学、博士(経済学・東京大学)。名古屋大学経済学部講師、同助教授を経て、2007年より現職

宇野淳[ウノジュン]
早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、日本ファイナンス学会理事、日本証券投資顧問業協会理事、年金積立金管理運用独立行政法人運用委員会委員長代理。早稲田大学政治経済学部卒業、日本経済新聞社、QUICK総合研究所首席研究員、中央大学商学部教授を経て、2004年より現職。2006年4月から2009年9月まで早稲田大学大学院ファイナンス研究科長兼ファイナンス研究センター所長

竹原均[タケハラヒトシ]
早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、日本ファイナンス学会会長(2010年~)、日本経営財務学会評議員、日本ディスクロージャー研究学会理事、アジアファイナンス学会(Asian Finance Association)理事。筑波大学大学院社会工学研究科単位取得退学、博士(経営工学・筑波大学)。(株)エムティービーインベストメントテクノロジー研究所(現三菱UFJ投資工学研究所)、筑波大学システム情報工学研究科助教授を経て、2006年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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disktnk

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ひたすら株式市場の流動性の分析。価格形成の定義や市場参加者の分類、ディーラー市場や成行・指値注文下における価格変動の分析、ILLIQやPIN等の流動性指標の考察、リターンへの影響分析、という流れ。理想的な効率的市場仮説では説明の難しい実際の株価変動を、計量経済学やゲーム理論を使用して、もう1歩踏み込んだ分析をするという実証研究がよくまとまっている。情報の非対称性、呼値幅とスプレッド・デプスの関連、低流動性銘柄の計測、貸株市場、といったトピックが特に興味深かった。今年の7月から呼値幅縮小の影響分析に役立つ。2014/08/06

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