内容説明
二千数百年の伝統を持つレトリックをフレームに、成熟期の今日において顧客の認識を改革する説得のためのプランニング手法を提案する。
目次
序論 広告プランニングの戦略性
第1部 広告レトリックの理論(広告クリエイティブ理論化への展望;理論フレームとしてのレトリック;レトリックの理論体系)
第2部 広告レトリックの実践(広告レトリックの基本構造;メッセージの方向づけ;認識のアクロバット;表現の修辞学1:その体系 ほか)
終論 “広告表象”への展望
著者等紹介
妹尾俊之[セノオトシユキ]
近畿大学経営学部商学科教授。広告論、ブランド論、マーケティング担当。1954年、神戸市生まれ。1977年関西学院大学経済学部卒業後、31年間の広告会社勤務を経て、2008年4月から現職。日本広告学会常任理事関西部会運営委員長。研究テーマは、ブランド構築に貢献する広告戦略(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tuppo
0
「意表をついた正論」。ターゲット、インサイト、両者をつなぐプロポジション、プロポジションの表現。説得の3形式。アリストテレス。論理を駆使して真と証明したり真と思わせたりする。商品広告。聴衆の感情に向けて訴えかける。イメージ広告。論者の正確に対する信頼獲得を目指す。ブランディング。暑苦しい。広告の美しさの意味するところは単なる造形的な審美的な美しさだけを指しているのではなくそれをも含めてもっと社会的なつながりでの美しさなのである。言葉を変えて言うならばこうこくのよろしさなのである。2014/06/17