内容説明
日本企業がモノづくりを継続するには、経営としてどのようなことを考えるべきであろうか。企業の行方は、技術力を活かす事業システムのイノベーション能力に託されている。著者自身の足で稼いだ事例を中心に分析。
目次
日本のモノづくり企業が置かれた現状
第1部 技術と事業競争力に関する基礎的考察(モノづくりビジネスの困難性;技術イノベーションと製品ライフサイクル;製品アーキテクチャとモジュール化;経済性と事業システム)
第2部 新たなモノづくり時代の技術経営(経営スピードの実現;スキルと競争優位性;市場のグローバル化とニッチ企業;企業間連携による新事業の創出)
日本のモノづくり企業の行方
著者等紹介
山田基成[ヤマダモトナリ]
1954年岐阜県生まれ。1982年名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。名古屋大学経済学部助手、専任講師を経て、名古屋大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カモメ
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ゼミの先生の本。今のものづくりの課題と対策。①技術革新と同時に経営スピードを競う時代(どんどん新しいものが出てくる)→スピード感が問われる時代に。②技術と価格の相関関係の希薄化(携帯が0円の時代に)→新しいマネタイズが構想しなければならない。③技術力の向上がもたらすパラドックス(いわゆる、ガラパゴス化)→ニーズを引き起こす、シンプル、新しい市場へのシフト、創造。擦り合わせ型とモジュール化。グローバルニッチ企業や提携できる企業が勝つ。分かり易くまとまっていた。自分の今後の事業構想の上でも参考になった。2014/01/21
yusaku
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とりわけアーキテクチャとモジュールの章は非常に参考になった。全体的に具体例のイメージが湧きやすく読みやすい。さすがですw2011/12/02
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