内容説明
現代社会の学知を切り拓く脱領域的論考を再構成。伝統の多様性・重層性と現代文化の可能性を探究。
目次
一休の転生と破戒の思想―日本個人主義の一源流
1 歴史観と理論の再検討(「近代」の脱オリエンタリズム的再定義―産業革命はなかった;「家」社会の個人と組織―西洋と日本の近代;日本における暴力の宗教的正統化;イエ社会の盛衰とイモセの絆;「甘え」の破綻と「いき」の復権;母性社会論の脱構築;フロイトと妻の妹ミナの恋―エディプス・コンプレックスが抑圧したもの)
2 絶望から希望へ(贖罪としてのオウム事件;石原裕次郎から松田聖子へ―タテ社会=母性社会を解体する妹の思想;性と家族を巡る思想状況―『男はつらいよ』を中心に;女性アイドル歌手の思想系譜―「あわれ」から愛へ;森高千里「妹の力」の真相;アンチシンデレラ・浜崎あゆみ―父性なき時代を生きる小公女)
3 笠谷和比古氏との対論(日本型組織の由緒について―笠谷和比古氏の所説をてがかりに;日本型組織に関する諸論点―笠谷和比古氏の問題提起をふまえて;日本型組織に関する諸論点・続―笠谷和比古氏の批判に応えて)
著者等紹介
平山朝治[ヒラヤマアサジ]
1958年山口県小野田市(合併後、山陽小野田市)生まれ。1989年東京大学大学院修了(経済学博士)東京大学助手などを経て、筑波大学大学院人文社会科学研究科経済学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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