内容説明
地方地域の疲弊した経済状況を踏まえ、これを再生・活性化する上で金融システムがいかなる貢献をなし得るのかを主題としている。地方経済の問題は諸要因が複雑に錯綜して生まれたものであるが、本書は主として地域における資金の循環ないし金融の仲介と地域経済との関係に焦点を絞り、地域金融機関や地方財政主体が地域経済の活性化にどう貢献するべきか、また何をなし得るかを問題意識とし、諸論点を分析している。巻末に用語解説を収録。
目次
第1章 地域の経済と金融の役割
第2章 地域間および地域内の資金循環
第3章 リレバンと地域金融の効率性
第4章 信用金庫・信用組合の現状と動向
第5章 協同組織金融の理念と現実
第6章 地域経済と公的金融部門
第7章 地方自治体の資金調達
第8章 地方自治体の中小企業金融支援活動
第9章 欧州金融統合と地域金融市場の変貌
第10章 欧州金融統合の進展
用語解説
著者等紹介
岩佐代市[イワサヨイチ]
関西大学商学部教授・博士(経済学)・CFP有資格者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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