内容説明
CSR(企業の社会的責任)の理論と実態に関する科学的な検証と、今後のCSRへの提言。全体は4部構成からなり、CSR成立の背景と意義、CSRをめぐるステイクホルダー(利害関係者)の取組みの実態、CSRの良い事例や悪い事例の分析を織り交ぜつつ、企業の社会的責任の本質に迫ることを狙いとした。
目次
CSR経営研究の方法
第1部 CSRとステイクホルダー(ステイクホルダーの現状と課題)
第2部 CSRと経営(コーポレート・ガバナンス改革と社外取締役;医薬品産業におけるCSRとグローバル・ガバナンス―現代医薬品企業の課題;日本多国籍企業と社会―王子製紙と日本経団連および国連グローバル・コンパクトの事例にみる自主的CSR論の検討を中心に)
第3部 CSRと環境(省エネルギーのビジョンと戦略―キリンビールを事例に;放送業界における環境マネジメント;中国のSRと環境問題)
第4部 CSRと社会(CSR経営と労働;地域社会の活性化と社会的企業家精神―京阪電鉄・大津鉄道の地域密着型経営;現代産業の構造と文化―産業体制とCSRの関係を求めて;21世紀のCSRの課題と展望)
著者等紹介
足立辰雄[アダチタツオ]
近畿大学経営学部教授。1952年大分県に生まれる。1976年大阪市立大学商学部卒業、1983年立命館大学大学院経営学研究科博士課程単位取得満期退学。京都創成大学教授などを経て、2007年から現職。専門は、環境経営論、CSR経営論
井上千一[イノウエセンイチ]
大阪人間科学大学人間科学部教授。1954年愛知県に生まれる。1979年関西学院大学商学部卒業、1984年関西学院大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学。大阪薫英女子短期大学教授などを経て、2001年から現職。専門は、経営労務論、企業経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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