内容説明
インターネットはもはや生活環境になりつつあります。この10年を振り返り、インターネットに代表されるICT(Information and Communication Technology)が私たちの生活をどのように変えてきたのかを「消費」「雇用・就労」「交流・交際」「学習」「健康・医療」「地域社会」といった領域ごとに豊富なデータと事例で解説。ネット社会の犯罪や倫理などの課題と新しい技術動向をふまえてこれからの方向性を展望します。
目次
第1章 「インターネット社会」をどう読み解くか
第2章 消費の変化―生活者パワーが変えるマーケット
第3章 雇用・就労・ワークスタイルの変化―変わる企業と個人のパワーバランス
第4章 交流・交際の変化―ボランタリー・ネットワークの成長と「いつでも、どこでも」コミュニケーションの浸透
第5章 学習の変化―情報と人間力が織り成す学びのステージ
第6章 健康・医療の変化―医療のパラダイム・チェンジと主体的健康づくりの推進
第7章 地域社会の変化―情報公開とコミュニケーションが地域のつながりを再構築
第8章 ICTが埋め込まれた社会の規範・倫理―求められるテクノロジー、ルール、行動様式の融合
第9章 インターネット社会はどこへ―生きる知性と知恵を育む10年へ
著者等紹介
小豆川裕子[ショウズガワユウコ]
(株)NTTデータ技術開発本部システム科学研究所主幹研究員。東京理科大学非常勤講師を兼務、内閣府経済社会総合研究所客員研究員(2004.4~2006.3)、日本テレワーク学会幹事。eダイナミクス(ICTと個人・組織・社会との相関)、雇用・就労・ワークスタイル・人的資源管理を中心に研究に従事。筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了、東京大学工学系研究科博士課程単位取得退学。(株)ニッセイ基礎研究所を経て、2003年より現職
内藤孝一[ナイトウコウイチ]
(株)NTTデータ技術開発本部開発担当ユビキタスプラットフォームグループ研究主任。東京大学文学部第2類国史学専修課程卒業後、NTTデータ通信株式会社(当時)入社。システム科学研究所を経て、現在ユビキタスサービス基盤「IDコマース基盤」の開発に従事
石川裕子[イシカワユウコ]
(株)NTTデータ技術開発本部システム科学研究所副主任研究員。共立女子短期大学文科第一部英文学コース卒業。(株)スミスにて、エリアマーケティング調査、生活者マーケティング調査、『無印良品〔白書〕』(1986年)の執筆・編集(共著)に従事。(株)シー・ピー・アイ(建築企画事務所)にて、エリアマーケティング調査を担当。1999年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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