内容説明
「先行き不透明感の強い小康状態」をどう理解すればいいのか。現実のデータを拠り所に日本経済の実像と課題を拠り浮き彫りにして、これからを考えるキーワードを提示。
目次
第1部 日本経済の再点検(1990年代以降の景気循環の特徴と景気の現局面の評価;バブル崩壊後における経済の長期停滞の原因をどうみるか;実体経済に大きな影響を及ぼす金融面の動向;デフレの原因と最近の変化;活発化する国際分散投資と日本経済への影響 ほか)
第2部 日本経済のこれからを考える視点(国際分業の高度化と日本の選択;日本産業の競争力;人口の高齢化と経済活力;財政赤字の現状と財政構造改革の進め方;制度設計の変更が必要な社会保障制度)
著者等紹介
梅田雅信[ウメダマサノブ]
1950年生まれ。73年3月北海道大学経済学部卒業、日本銀行入行。ノースウエスタン大学大学院留学(MA)、経済企画庁調査局内国調査第一課派遣、調査統計局物価統計課長、同経済統計課長、考査局考査役、日本経済研究センター主任研究員などを経て、2003年4月より法政大学大学院客員教授
山沢成康[ヤマサワナリヤス]
1962年生まれ。87年3月京都大学経済学部卒業、日本経済新聞社入社。データバンク局経済情報部、スタンフォード大学客員研究員、日本経済研究センター短期・中期予測班総括などを経て、2002年4月より跡見学園女子大学助教授・日本経済研究センター副主任研究員
上村千明[ウエムラチアキ]
1949年生まれ。72年3月早稲田大学政治経済学部卒業、日本経済新聞社入社。経済部、産業部、証券部、西部支社、経済解説部などの編集部門記者を経て、93年3月より日本経済研究センターに出向中
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