内容説明
物価下落による負債の重圧、流動性のわなというべき低金利水準の持続、企業のリストラに伴う失業の増加、盛り上がらない民間投資と消費といった日本経済に生じている事実をふまえて、マクロ経済学の教科書のレベルでいかに現代のマクロ経済を理解すべきかという問いに、個別の事象という次元ではなく理論という思考の次元で答えたいという問題意識から本書を執筆した。
目次
マクロ経済主体と経済循環
財市場
資産市場
市場均衡1:財市場と資産市場の統合
開放経済
労働市場
総供給関数
市場均衡2:総需要と総供給
経済変動
経済成長
経済発展
イン(デ)フレーションと失業
消費関数
投資関数
イン(デ)フレーション、利子率、為替レート
政府予算と財政政策
マクロ経済政策:可能性と限界
著者等紹介
明石茂生[アカシシゲオ]
1954年宮城県生まれ。1976年一橋大学経済学部卒業。1981年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。1993年成城大学経済学部教授
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