内容説明
本書では、株式の新規上場・新規公開の準備を進める場合において、理解しておくことが必要である事項、すなわち上場に関する基礎知識および上場基準や上場審査のように上場の実現に直接係わる事項ならびに上場準備のための実務対応について取り上げる。こうした執筆の目的を達するため、本書の構成は次のとおり、2部構成とすることとした。第1部は、上場基準と上場審査を取り上げ、解説。第2部は、新規上場に向けての上場準備と上場後の対応について取り上げ、解説。
目次
第1部 上場基準・上場審査の逐条解説(上場・公開に関する基礎知識;株式の上場;上場基準の構成と理念;東京証券取引所の上場基準の解説 ほか)
第2部 上場準備と上場後の対応(資本政策;コーポレート・ガバナンス;経営管理体制の整備・運用;関係会社等の特別利害関係者への対応 ほか)
著者等紹介
久保幸年[クボユキトシ]
1949年長野県に生まれる。1973年早稲田大学商学部卒業、同年4月に東京証券取引所に入所。以後、主に上場制度の企画・立案、上場審査およびディスクロージャー管理等の上場関係の部署に長らく在職し、関連の役職を歴任。この間、横浜国立大学および早稲田大学において非常勤講師を勤めるとともに企業会計審議会幹事を歴任。2000年上場審査部長を最後に東京証券取引所を退職、三優監査法人代表社員(現任)。2002年中央大学大学院(専門大学院)国際会計研究科教授(現任)
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