内容説明
どんなに時代が移り変わっても、食料は人間の生活に不可欠である。しかし、科学技術の進歩や流通・消費形態の変化はいまや食料の安定供給を脅かしつつある。地球号に乗船している消費者と、その消費者の健康のために、食料はどうあるべきなのか。どうすれば安全、品質、安定供給、サービス、安さといった消費者ニーズが満たされるのか。本書では、世界の中の日本を念頭に置きながら、わが国の食料需要の現状と課題、そしてそれを解決すべき政策の課題について、消費者とともに考えている。
目次
第1章 人間の幸福と食料
第2章 食料需要の変化をとらえる六つの視点
第3章 わが国食料消費の変化とその特徴
第4章 食品の安全性―その現状と課題
第5章 食料生産・消費の多様化・サービス化と新たな消費形態
第6章 不安な世界の食料需給
第7章 食料生産構造の変化と課題
第8章 国民経済における食料・関連産業・公益的機能評価
第9章 食料輸出入の動向と自給率の低下
第10章 WTO体制と日本における食料政策の変化
第11章 食品工業―その現状と課題
第12章 フードサービス産業―その現状と課題
第13章 食品の流通―その現状と課題
第14章 食生活の変化と栄養士の役割
第15章 今後の食料政策




