内容説明
本書ではこれまで比較的軽視されてきたケインズ経済学の全体像を、とりわけケインズの資本主義経済観や経済政策論の形成と展開に重点をおいて解明している。
目次
序章 ケインズ研究の新しい方向を求めて
第１部 ケインズの資本主義経済観および経済政策論の形成と展開（第一次世界大戦と『平和の経済的帰結』；貨幣価値の変動と『貨幣改革論』；英国の経済問題と海外投資批判；英国の金本位制復帰と資本主義的混合経済の追求；『英国産業の将来』のヴィジョンと政策提言；英国の不況から世界的大不況へ；英国の金本位制離脱と資本主義経済体制の動揺；大不況と『一般理論』；ケインズの資本主義経済観と経済政策論）
第２部 ケインズ経済学の理論的発展（『貨幣論』への長い道程；『貨幣論』の理論構造；『貨幣論』から『一般理論』へ）
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