電子文書保存のしくみと実務―e‐文書法への実践的対応

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502595509
  • NDC分類 336.5
  • Cコード C3034

内容説明

本書は、電子文書の保存に関するシステムの開発や、電子文書管理システム運用のために、文書の電子保存の要点を、簡潔に、わかりやすく整理したものです。電子署名文書の長期保存を考えると、電子署名を行う人と、それを数十年後に検証する人が同じシステムを利用するとは限りません。このため、長期保存には、相互運用性を確保するためにも、標準に沿っていることが大変重要であり、この問題に対処するため、次世代電子商取引推進協議会を中心に、そのガイドライン作成を行ってきました。本書では、電子署名文書を長期に保存するための世界標準である長期署名フォーマットやアーカイブタイムスタンプに加え、記録媒体の劣化問題や、文書ファイルの互換性問題への対策についてもわかりやすく解説しています。

目次

第1章 電子文書の長期保存に対する取り組み
第2章 電子データの長期保存
第3章 電子署名
第4章 タイムスタンプ
第5章 デジタル署名の長期有効性保証方式
第6章 署名ポリシ
第7章 電子文書を長期に保存するためのファイル形式
第8章 長期保存文書の管理
第9章 電子署名文書の長期保存フォーマット対応システム

著者等紹介

木村道弘[キムラミチヒロ]
日本電気(株)IT戦略部エグゼクティブエキスパート。1973年に日本電気(株)入社後、1993年からセキュリティ製品/サービスの事業化に携わり、2004年までセキュリティ技術センター長。現在は、セキュリティ分野を中心に問題の構造化についてコンサルティングを行っている。2000年に電子商取引推進協議会(ECOM)の電子署名文書長期保存の検討WGにリーダーとして参加し、現在に至る

前田陽二[マエダヨウジ]
次世代電子商取引推進協議会セキュリティWG主席研究員。東海大学総合情報センター非常勤講師、工学博士。1974年に三菱電機(株)入社後、文字・画像認識分野の研究開発に従事。2001年に電子商取引推進協議会(ECOM)に出向し、現在は、電子署名および認証の分野を中心に調査研究に従事している

宮崎一哉[ミヤザキカズヤ]
三菱電機(株)情報技術総合研究所情報セキュリティ技術部チームリーダー。1984年に三菱電機(株)入社後、1997年より情報セキュリティの研究開発に従事。現在は、電子署名および電子公証の分野を中心に研究開発を実施している。2000年に電子商取引推進協議会(ECOM)の電子署名文書長期保存の検討WGにリーダーとして参加し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cambel

18
契約書や発注請書などを電子原本化するのに、どうしたらよいか全然わからなかったので、図書館に駆け込み司書さんに相談したらこれを書庫の奥から出して来てくれた。e-電子法は2004年に施行されていて、この本自体も第2版があるからちょっと古いかもしれないけど、電子署名のしくみはわかった。平たくいうと、役所に印鑑登録するのと似ている。業務の事例に直接関係ないけど、病院で電子カルテが普及しているのに、なんで処方箋は紙を薬局に持っていかなければならないのか。理由はその文書の有効性が一回限りなので、→2018/03/01

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