内容説明
ROE(Return On Equity)は、真に企業価値・投資価値の指標となり得るのか?答えは「No」。本書は、その詳細を論証し、代わってROPIC(Return On Paid‐In‐Capital)を提唱する。さらに、敵対的TOB等に狙われやすい企業を特徴付け、利益剰余金をベースとした配当政策を提言する。これからの日本企業のとるべき「複眼的経営戦略」の要が、ここにある。
目次
第1章 ROEは本当に使える指標か―ROEの欠陥の論証その1
第2章 利益剰余金と長期収益力比率
第3章 利益剰余金と各種比率の関係―ROEの欠陥の論証その2
第4章 利益剰余金とROPICの中立性
第5章 実例からみるTOBの狙い目―ソトーとユシロ化学工業
第6章 TOBの予防策(防衛策)と解決策
著者等紹介
碓氷悟史[ウスイサトシ]
亜細亜大学経営学部教授・公認会計士
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