出版社内容情報
証券アナリストの分析対象企業数と投資判断評価に着目し、市場構造との関係を体系的に整理。情報生産機能と監視機能が株価形成や企業行動に及ぼす影響を実証的に検証した。
【目次】
内容説明
資本市場において、証券アナリストは単なる「株価予想者」ではない。企業が発信する情報を読み解き、市場に意味ある形で再構成することで株価形成に影響を与えると同時に、継続的な分析と対話を通じて企業の戦略や開示姿勢に間接的な規律を及ぼしている。では、株価はどの局面で反応し、企業行動はどのような条件で変わるのか。本書は、アナリストの関与を「カバレッジ」と「レーティング」という具体的指標から捉え、株価形成と企業ガバナンスへの影響を実証的に検証する。増資や資本政策、情報開示のあり方は市場でどう受け止められるのか。データに基づきその作用のメカニズムを解き明かし、研究者のみならず、IR実務や資本政策を担う実務家にも、アナリストとの向き合い方を再考するための視座を示す。
目次
序章 本書の概要
第1部 アナリストカバレッジの実態と決定要因(アナリストカバレッジの決定要因)
第2部 アナリストの情報生産機能―流通市場における役割(アナリスト情報の有用性;アナリストの利益相反規制の導入効果)
第3部 アナリストの情報生産機能―発行市場における役割(アナリストカバレッジと公募増資のアナウンスメント効果;アナリストカバレッジと公募増資コスト)
第4部 アナリストの監視機能(アナリストカバレッジと企業不祥事;公募増資におけるアナリストの監視機能)
著者等紹介
加藤政仁[カトウマサヒト]
中京大学経営学部准教授。1987年愛知県生まれ。神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了、博士(経営学)。専門はコーポレート・ファイナンス、証券アナリスト、ESG経営。神戸大学大学院経済学研究科講師、京都大学経営管理大学院講師等を経て、2022年より現職。日本経営財務研究学会、証券経済学会において幹事、学会誌編集委員等を歴任。2012年度証券アナリストジャーナル賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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