出版社内容情報
現代社会は様々な科学に支えられている。科学の新たな発見は、査読を経て社会に発表される。では、査読とは何か。何のために行われ、どんな問題をはらんでいるのだろうか。
【目次】
内容説明
私たちが信じる科学の「正しさ」は誰が決める?研究者はもちろん、科学に支えられた現代社会に生きるすべての方へ。
目次
第1章 査読はなぜ生まれたのか
第2章 時間がかかりすぎる:査読の問題1
第3章 査読者が見つからない:査読の問題2
第4章 バイアスが入る:査読の問題3
第5章 査読における「不正」:査読の問題4
第6章 掲載誌が高すぎる:査読の問題5
第7章 査読の問題を解決する試み
著者等紹介
佐藤翔[サトウショウ]
1985年、宮城県生まれ。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(図書館情報学)。同志社大学免許資格課程センター教授。専攻は図書館情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キリル
9
科学の正しさを評価するために欠かせないものとなっている査読制度。学術論文が信頼できるのはなぜかというところから査読制度の誕生、仕組み、果たしてきた役割、問題点、解決に向けての取り組みが分かりやすくまとめられていて勉強になりました。論文の学術的価値を証明する大切な仕組みなのに、査読に携わった研究者にとっては業績にはならないというところで、発表した論文数が評価のメインとなっていますが、こういう裏方の仕事をしっかりこなしている分についても評価してあげて欲しいと思いました。2026/06/06
おこげ
3
学術情報がどのように流通し、信頼性を担保されるか、査読の歴史と発展、そして今日でも続く試行錯誤が網羅的に説明されており興味深かった。生成AIの活用によって学術情報は指数的増加を今後も続けると考えられる。学術情報は氾濫し、玉石混交となる中で仕組みとしての査読が、いかに研究の不正を防止し、質を担保して、サイクルを回していくのか注目したい。2026/06/13
Go Extreme
1
📚査読=知の防波堤:科学的信頼⇔客観的事実。査読:専門家による厳しい審査+批判=論文の質担保 🔍評価⇔信頼のダイナミズム:投稿論文→同分野の専門家が検証:ロジックの穴+データの歪み=修正・却下。この相互検証の往復⇔科学の進歩 ⚠️完璧ではない:限界+人間性。査読=万能の神≠完璧。見落とし・不正の看過・学閥のバイアス:マイナス側面:これに代わる優れたシステム=未存在 💡現代社会:情報洪水:教養としての視点。SNS・生成AI=フェイク・偏った情報の量産。市民の教養:論文を読む力+査読の有無を見極める目2026/06/10




