内容説明
かつて労働市場の近代化を進めた就業規則や人事慣行などのルールが、企業活動とそこで働く人びとをしばるものに変わってきたのではないだろうか。また、経済活性化のための新しい職場ルールとして、不足しているものは何だろうか。日本の労働法制の現状と課題について、法律・経済・経営・人事管理など多角的視点から検討する。
目次
第1章 基本的な職場のルール―労働基準と就業規則
第2章 規制の影響に関するこれまでの議論
第3章 法律から見た終身雇用と整理解雇
第4章 雇用契約と雇用調整
第5章 年齢制限―採用と定年制
第6章 裁量労働制の現状と課題
第7章 ビジネスチャンスと雇用から見た労働基準
第8章 アメリカの労働市場規制がもたらした影響