出版社内容情報
労働者協同組合は地域の人々が組合員になり、共に働きながら地域の課題を解決することを目指すものである。他の組織形態との違いや現代的意義、課題等を事例をまじえて解説。
内容説明
労働者協同組合は、そこで働く人々が所有し、管理する協同組合である。資本主義のもとで広がる経済格差やさまざまな問題に対抗するため、世界中でその数は増え続け、日本でもその取り組みが広がりつつある。本書は、労働者協同組合を知りたい・学びたいという声に応え、その定義や歴史、現代における意義や課題に加え、新たに設立された事例を紹介し、総合的に学べるようにまとめている。労働者協同組合のメンバー、実践者や研究者をはじめ、労働者協同組合に関心をもつ人々、設立を考えている人々に加え、現在の働き方に疑問を感じている人々、フラットな組織づくりに興味がある人々にとっても、本書は役立つ一冊になるだろう。
目次
第1章 市民や労働者を主体とする社会運動の広がり
第2章 日本における労働者協同組合の展開
第3章 労働者協同組合の現代的意義と役割
第4章 日本の労働者協同組合の課題とその解決に向けて
第5章 アメリカの労働者協同組合から学ぶこと
第6章 新たな労働者協同組合の台頭と連帯経済や市民まちづくりから学ぶこと
著者等紹介
松本典子[マツモトノリコ]
1980年2月東京生まれ。駒澤大学経済学部現代応用経済学科教授。研究テーマは、非営利・協同組織の経営学。2016年に「イギリスにおける労働者協同組合の現状と課題」(『労務理論学会誌』25号)で労務理論学会賞(研究奨励賞)を受賞。日本NPO学会副会長、日本協同組合学会常任理事、日本地域経済学会理事、一般社団法人協同総合研究所常任理事や駒澤大学経済学部現代応用経済学科ラボラトリ所長などを務める。在住する磐田市では、二児の子育てをすると共に、ライフワークとして労働者協同組合いわたツナガル居場所ネットワークの設立・運営に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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