出版社内容情報
安易な考えや処理で思わぬ課税をされないために、社長・経理担当者・税理士が押さえておきたいポイントをストーリー形式でわかりやすく解説した“税金読本”です。
内容説明
本書は多数の課税事件の中から実務的に間違いやすい事例を25選んで、経営者や経理担当者に注意喚起を図るために、税務調査の現場感覚で軽い読み物として、その背景や課税事件の簡単な紹介や問題点をコメントしました。経営者や経理担当者のための税金読本といったところです。課税事件に巻き込まれないためにお役立てください。
目次
第1章 役員給与に係る課税事件(定期同額給与のトラブル(その1)―宿日直手当等は定期同額給与には該当しないとされた課税事件
定期同額給与のトラブル(その2)―減額した給与を超える部分の金額は損金不算入とされた課税事件 ほか)
第2章 従業員給与に係る課税事件(外注費か給与かのトラブル―外注費が給与と認定され消費税の仕入税額控除が否認された課税事件;債務の確定に係るトラブル―使用人に対する期末未払賞与が損金不算入とされた課税事件 ほか)
第3章 資産評価に係る課税事件(株式譲渡に「みなし譲渡」というトラブル―株式を法人へ譲渡したとき、譲渡した個人にみなし譲渡課税された事件;株式譲渡に「みなし贈与」というトラブル―株式を低額で譲り受けた法人の株主にみなし贈与課税された事件 ほか)
第4章 事実認定と解釈に係る課税事件(研究支援費用の交際費等課税のトラブル―研究支援費用は、交際費等には該当しないとされた課税事件;実情を勘案しない交際費等課税のトラブル―豪華な「感謝の集い」が、福利厚生費と認められた課税事件 ほか)
第5章 申告・届出等に係る課税事件(申告書発送手続きのトラブル―申告書を「ゆうメール」で送付し、期限後申告とされた課税事件;納税したのに無申告加算税のトラブル―申告期限内に消費税額を納付していたが期限後申告とされた課税事件 ほか)
著者等紹介
中島茂幸[ナカシマシゲユキ]
日本大学商学部卒業、東京国税局および税務大学校勤務・退官後、平成2年から北海学園北見短期大学助教授、北海学園北見大学教授、北海商科大学教授、同大学大学院教授、現在、北海商科大学名誉教授。この間、東京農業大学および小樽商科大学非常勤講師。平成(平成29年4月から令和5年3月まで)、北見市情報公開・個人情報保護・行政不服審査会委員(平成28年7月から現在まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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