内容説明
本書は、わが国における管理会計領域からみたレベニュー・マネジメント(RM)の理論・技法・展開に焦点を当てた最初の研究書である。企業は、顧客にとっての価値を創出し、それを顧客に提供できなければ、そもそも収益を生み出すことができない。著者は、顧客にとっての価値を中心に、いかなる価値提案をして、どのように収益性を作り込んでいくのかという「価値主導型原価計算」を提唱している。本書では、それを「コスト<販売価格<顧客にとっての価値」という関係式によって達成すべく、緻密な理論を展開している。
目次
第1章 レベニュー・マネジメントへの招待
第2章 レベニュー・マネジメントの基礎
第3章 レベニュー・マネジメント研究の発展
第4章 レベニュー・マネジメントと収益性分析
第5章 レベニュー・マネジメントとビジネスモデルの多様化
第6章 ソリューション提供ビジネスにおける収益配分モデル:サービタイゼーションとIFRS第15号
第7章 サービタイゼーションの概念整理
第8章 サービタイゼーションの管理会計モデル:原価企画とLCC
第9章 サービタイゼーションとコスト・マネジメント
第10章 パフォーマンス基準のサービタイゼーション
第11章 レベニュー・マネジメントの挑戦
著者等紹介
片岡洋人[カタオカヒロト]
明治大学専門職大学院会計専門職研究科教授、一橋大学博士(商学)。2004年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得、同年大分大学経済学部専任講師、2006年同助教授、2007年同准教授、2008年明治大学専門職大学院会計専門職研究科准教授を経て、2013年より現職。現在、日本原価計算研究学会副会長、日本管理会計学会常務理事、公認会計士試験委員、防衛調達審議会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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