出版社内容情報
貿易や国際労働移動などを取り扱う「国際貿易論」と、国際投資や国際金融制度を取り扱う「国際金融論」の論点から解説した標準的な教科書。練習問題、解答・解説付き。
内容説明
世界経済のグローバル化が進み、国境を越えたモノ・ヒト・カネの動きによって世界の国々のつながりはますます強くなっています。国際経済学は、貿易や移民、国際投資など、経済取引を通じた外国とのつながりが私たちの経済に与える影響を明らかにする学問です。経済取引を通じた外国とのつながりの拡大は、私たちの経済をより豊かなものとするチャンスを与えてくれます。しかし、グローバル化の進展は、ときに私たちの経済を大きく揺るがし、社会に不安や不満をもたらすこともあります。本書を通じて、国際経済学の基本的な考え方を学び、日々変化する世界経済に関するニュースを読み解く力を身に付けてもらえればと強く願っています。
目次
第1章 国際経済学の世界
第2章 国際収支
第3章 貿易自由化と保護貿易政策―余剰分析
第4章 交易・特化の利益―一般均衡分析
第5章 国際分業モデル
第6章 国際労働移動
第7章 為替レート
第8章 為替相場制度と国際資本移動
著者等紹介
大川良文[オオカワヨシフミ]
京都産業大学経済学部教授。博士(経済学)。1971年生まれ。1995年神戸大学経済学部卒業。2015年より現職。専攻:国際経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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