出版社内容情報
所有者不明土地の取得、利用、管理、権利抹消、債権回収について、自治体側対応としてのQ&Aで解説。特殊な共有地の問題解決や手続・調査のポイントまで示す画期的ガイド!
内容説明
近年、所有者が不明な不動産について自治体が対応することの難しいケースが増え、その問題解決のために多くの法改正や制度の整備がなされています。本書は、それらの理解とともに、この困難な問題に現実的にどのように対応すべきかについて、自治体や国の機関での行政実務経験の豊富な弁護士がわかりやすく解説するものです。自治体職員の方が実際に直面する事例を、Q&A形式により、基本から特殊なケースまでまとめています。
目次
序章 所有者不明土地と自治体(なぜ自治体にとって、所有者不明土地問題は見過ごせないのか;なぜ所有者不明土地問題が発生しているのか;所有者不明土地とは何を指すのか ほか)
第1章 Q&A こんなときどうしたらよいの?(取得する場合;利用する場合;管理する ほか)
第2章 Q&A 実務を円滑に進めるには?(法的手段のポイント;調査のポイント)
著者等紹介
永盛雅子[ナガモリマサコ]
静岡県富士市役所総務部法務監弁護士。東京大学文学部卒業後、株式会社リクルート、株式会社リクルートコスモス(現株式会社コスモスイニシア)勤務。中央大学法科大学院修了後、2015年弁護士登録。株式会社ザイマックス、栃木県栃木市役所勤務を経て現職
井無田将[イムタマサシ]
EY弁護士法人弁護士(肩書は執筆当時)。国内金融機関での勤務を経て、2014年に弁護士登録。法律事務所での企業法務および一般民事事件を担当した後、2017年に任期付公務員として消費者庁、2019年に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構、ビジネスコンサルティング会社である株式会社クニエで組織内の法務業務に従事。この間、地方自治体に対する法的支援業務(地方自治体からの法律相談対応、訴訟代理人業務等)も実施。日野市住宅ストック活用協議会委員(2015年~)
幸田宏[コウダヒロシ]
弁護士、さいたま市職員。東京都職員を経て2014年弁護士登録、2014年から現在までさいたま市職員、2018年から2019年まで埼玉弁護士会研修委員会委員長、2020年から2022年まで日本組織内弁護士協会副理事長、2022年から同協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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