出版社内容情報
公開買付け(TOB)の法規制や手続、最新実務を整理すると共に特定株主からの相対取得型、資本業務提携型、スクイーズ・アウト型、敵対的買収(同意なき買収)等、取引場面ごとに留意点を解説。
内容説明
本書では、近年活発化している公開買付け(TOB)について、法規制や手続、最新の実務を体系化して整理している。他社株TOB・自社株TOBのルールをはじめ、TOB規制違反に関する制裁とインサイダー取引規制等、基本的な制度の説明をすると共に、特定株主からの相対取得型、資本業務提携型、スクイーズ・アウト型、敵対的買収(同意なき買収)等、実際の取引場面ごとに留意点を解説している。また、実務の参考に資するよう、各論点と各取引場面において参照できるリーディング・ケースや汎用性のある最新事例を豊富に収録した。
目次
第1章 我が国のTOB制度の特色
第2章 他社株TOB
第3章 自社株TOB
第4章 TOB規制違反に関する制裁・インサイダー取引規制
第5章 特定株主からの相対取得型のTOB
第6章 資本業務提携(連結子会社化)型のTOB
第7章 スクイーズ・アウト型のTOB(MBO、完全子会社化)
第8章 敵対的買収(同意なき買収)と買収防衛策、対抗TOBと買収争奪戦
補論 TOB制度の改正に向けた論点整理
著者等紹介
森幹晴[モリミキハル]
弁護士、ニューヨーク州弁護士。東京国際法律事務所の共同創業者、代表パートナー。クロスボーダーM&A、国内M&A、国際仲裁・訴訟案件、エネルギー・インフラ案件、ヘルスケア・ライフサイエンス、テクノロジー・メディア・テレコム、不正調査・コンプライアンス案件等で、日本企業やグローバル企業に助言を行う。また、クロスボーダーM&A、国際紛争など、さまざまなテーマでセミナーや講演を行う。各種メディアのランキングを受賞し、日経電子版のThink!エキスパートとしてニューススにひとこと解説をしているほか、主要経済紙や雑誌にコメントが掲載される。日本企業の社外役員も務める。2002年東京大学法学部卒業業。2004年10月-2015年12月長野・大野常松法律事務所。2011年 コロンビア大学ロスクール修士課程修了。2011ン円9月~2012年7月Shearman& Sterling LLP ニューヨークオフィス勤務。2016年1月~2019年3月日比谷中田法律事務所(2017年7月よりバートナー)。2019年4月共同代表として、東京国際法律事務所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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