内容説明
企業の財務報告を通じて提供される財務諸表や有価証券報告書には、多種多様な情報が散りばめられている。本書では、会計利益以外の情報を積極的に活用することによって、精度の高い将来業績の予測を試みる。第1の特徴としては、10のテーマ(章)を設定して、それぞれの会計情報と将来業績の関連性について実証分析を行っている。第2の特徴は、各章で事例(ケース)を示し、業績予測についてのエッセンスをわかりやすく解説する点にある。
目次
第1章 本書の課題と構成
第2章 棚卸資産と将来業績の関連性
第3章 設備投資と将来業績の関連性
第4章 のれんと将来業績の関連性
第5章 キャッシュフロー情報による企業ライフサイクルの職別と将来の収益性への含意
第6章 企業の資金調達活動と将来業績の関連性
第7章 特別損失の計上頻度による将来業績予測
第8章 会計利益と課税所得の差額情報による将来業績予測
第9章 GC予測と将来リターンの関連性
第10章 受注残高情報と将来業績の関連性
第11章 配当政策と将来業績の関連性
著者等紹介
桜井久勝[サクライヒサカツ]
1975年神戸大学経営学部を卒業し、神戸大学大学院経営学研究科へ進学。1977年公認会計士試験第三次試験に合格。1979年神戸大学助手。その後、講師・助教授を経て1992年神戸大学より博士(経営学)の学位を取得。1993年神戸大学教授となり現在に至る
音川和久[オトガワカズヒサ]
1992年神戸大学経営学部を卒業し、神戸大学大学院経営学研究科へ進学。1997年神戸大学より博士(経営学)の学位を取得。大阪府立大学講師。その後、助教授を経て2001年神戸大学助教授。その後、准教授を経て2009年神戸大学教授となり現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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