内容説明
グローバリゼーションに伴う市場主義の進展が、日本企業の「経営制度」「戦略」「組織・人事」といった経営システムに、どのような影響を及ぼし、また変貌させることにつながったのか。様々な論点で、日本企業の未来を見据えたビジョンを示す。
目次
新「日本型経営」への視座
第1部 経営制度(新しい株式会社像を求めて;日本型企業統治とグローバル資本主義の潮流―「良心による企業統治」の観点から;東証上場会社における社外取締役の登用と企業業績;「新しい公共」における企業の役割―東日本大震災の被災地支援におけるNPOとの協働)
第2部 戦略(新しい日本型経営戦略の形成;日本企業の戦略と組織間関係―組織セット戦略;金融資本市場のグローバリゼーションと日本企業への影響;電子書籍のファイル形式を巡る日本企業の対応)
第3部 組織・人事(「多様な正社員」と雇用の境界―三層労働市場モデルからの分析;日本企業における人事考課の変容;マネジャーの能力とリーダーシップ開発;日本型ワーク・ライフ・バランスの実現へ向けて―量から質へ、おしてダイバーシティへ)
著者等紹介
上林憲雄[カンバヤシノリオ]
神戸大学大学院経営学研究科教授。経営学・人的資源管理論専攻。英国ウォーリック大学博士課程修了、Ph.D.in Industrial and Business Studies、博士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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