出版社内容情報
心理的資本とは、人の持つ潜在的な可能性を引き出し、イノベーションを生み出すエンジンである。人の本来の力が発揮され、人が活きるマネジメントを行うための考え方を提示。
内容説明
ひとりひとりがイキイキと活躍するヒントがここにある!VUCA時代を乗り越えるための人的資本経営の本質に迫る!
目次
第1部 理論編(心理的資本とは;Efficacy(エフィカシー):「自信と信頼の力」の開発
Hope(ホープ):「意志と経路の力」の開発
Optimism(オプティミズム):「柔軟な楽観力」の開発
Resilience(レジリエンス):「乗り越える力」の開発 ほか)
第2部 実践編(心理的資本の介入;ビジネスパーソンへの心理的資本介入例;サイキャップマスターの視点;むすび)
著者等紹介
開本浩矢[ヒラキモトヒロヤ]
大阪大学大学院経済学研究科教授。大阪大学経済学部卒業。神戸大学大学院経営学研究科修了。博士(経営学)。主な研究テーマは、研究開発の組織行動およびクリエイティビティ・マネジメント
橋本豊輝[ハシモトトヨキ]
株式会社Be&Do取締役。日本心理的資本協会事務局担当理事。PsyCap Master Executive Guide。同志社大学文学部社会学科社会学専攻卒業。エン・ジャパン株式会社での勤務を経て、株式会社Be&Doの設立に参加。現在、組織や人材の活性化プログラムの開発、マネジメント支援ツールの設計に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
速読おやじ
13
ひとりひとりがイキイキと活躍するために心理的資本の充実が必要で、それは頭文字を取ってHEROの4要素のこと。Hope, Efficacy, Resilience, Optimism。特にE=自己効力感は大事だと思った。自分には出来ると思えるかどうか?成功体験の積み重ね、他者からの承認、ロールモデルの存在などがこの力を高めるようだ。Hにも意志と経路の二つの力が必要で、特に目的地を明確にしてどうやって辿り着くかという経路も大事だという事も理解できた。Oには過去への寛大、現在への感謝、将来への機会探索が大切だ。2024/10/13
難波猛
2
#読書 ◆理事をしている「日本心理的資本協会」の本 ◆心理的資本=ポジティブな心理エネルギー、積極的な行動や自律的な目標達成を促すエンジン ◆HEROモデル ■HOPE/意志と経路探索力 ■Efficacy/自己を信頼する力 ■Resilience/乗り越える力 ■Optimism/柔軟に楽観する力 ◆HEROは教育で向上可能 ◆開発方法=達成体験、代理体験(社会的学習)、社会的説得(ポジティブフィードバック)、情動的喚起(リラックスと高揚)2023/10/06