内容説明
金銭報酬からビジョンへ。働く人たちの求心力である「お金を稼ぐこと」が低下し、気持ちを奮い立たせる使命感と向き合う時代に。ビジョナリー・マーケティングとは、理念(ビジョン)を実現することで、企業の存在理由をたしかなものとし、働くことの意味や社会性を獲得していく顧客創造(マーケティング)の残された領域である。14人の経営者が語る「理念」の顧客創造。
目次
ビジョンを語るマーケティング
未来を拓くマーケティング
新和食ブランドで世界に挑む
人にもてる経営
灘から世界へ
べたべたマーケティング
付加価値を生み続ける企業
魅力発掘マーケティング
ねじれの経営学
多文化世界のなかでのマーケティング〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
5
P・F・ドラッカー的20世紀の企業論。つまり「企業の目的は、社会問題の解決を、顧客創造を通じて実現することにある」とする。国家は社会問題に対して予算を投下する。これは社会福祉。篤志家が浄財を投じるのは慈善事業。…企業の姿勢を明確な言葉で示した「ビジョン」が、現代の日本において、いかにしてマーケティングの駆動力となるかの道筋を14のケーススタディを通じて考える。2011年に神戸大学経営学部で行われた連続講義を書籍化。ちなみに、当時東日本大震災により日本の社会や企業のあり方が根底から揺さぶられていた時期である2013/05/01
peugeo
2
ワガママ→意味のあるワガママでブランドをつくる。リストラ→出来なかったが、チーム力高まり業績アップ。2016/03/28
ゆき
2
神戸大学でのセミナー記録を中心として、日本を軸として元気な会社をピックアップしている。フェリシモ500色にひかれる自分としては、なかなか面白かった。2013/10/03
akanishi
1
理論と実務。楽しい講義だっただろうとうかがわせる。2015/08/28
Acha
1
勉学のため読ませていただきました。きっとこれ、表側だけだとは思うけど、それでもやっぱり前を向いてる感が素敵。私が学生ならきっと憧れたはず。← 単純だから。2014/04/13