出版社内容情報
人的資本経営と企業価値との関連を多面的に検討するとともに、経営戦略と連動した先進的人材戦略の実例を収録。ネスレ、ジョンソン&ジョンソン、中外製薬、石坂産業ほか。
内容説明
本書は、人的資本と企業経営の視点や、人的資本と企業価値創造の視点から、大学教員やコンサルタント、シンクタンクの研究員、企業のサステナビリティやCSRの担当者、機関投資家により多面的に検討されている。日本企業が人的資本経営に取り組もうとしている現在、「人的資本経営」実践の参考となるものである。
目次
人的資本経営の実践に求められること
人的資本と企業価値の関係
ダイバーシティ&インクルージョン
人的資本と取締役会の取り組み:日米企業における監督体制
女性活躍推進におけるジェンダー・ダイバーシティと企業価値向上
シェアドリーダーシップが発揮される要因:ソニックガーデンの事例
人的資本とイノベーションの関係:中外製薬の事例
サノフィの人的資本経営
投資家視点で見る企業の人的資本のポイント
ジョンソン・エンド・ジョンソンのクレドーに基づく人的資本経営
ネスレの他者への敬意に根差す経営
ユニリーバのパーパスと人的資本の関係
人的資本経営で進化を続ける先端的日本企業
著者等紹介
小方信幸[オガタノブユキ]
法政大学大学院政策創造研究科教授。日本経営倫理学会副会長兼ESG投資・SDGs研究部会長。1977年慶應義塾大学経済学部卒業、2015年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科博士後期課程修了。博士(経営管理)。住友銀行(現・三井住友銀行)、モルガン銀行東京支店、東京放送(現・TBSテレビ)、帝京平成大学教授を経て、2019年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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